NTM

NTM出ましたね。DKさんが3年かけてきた物がどんなものか、と期待してましたが個人的には残念な結果になったなーというのが今のところの感想です。FordとHDPをしばらく走ってみて「それはどうなの?」と感じたのは以下の二点(Road side)

1.タイヤが減らない
2.オーバーステアが(ほぼ)存在しない

1については確定はできないけれど、フォーラムにもたくさんの報告があるのでたぶん間違いないんじゃないかとおもう。とくにHDP。これはとても理解に苦しむ。なぜならNTMの大きなポイントの1つだったはず。タイヤ温度の管理やブレーキでタイヤをロックさせないようにしたりと、タイヤをいたわりながらレースを進めるというような新しい要素をみんなが期待していただけに残念でしかたない。タイヤが減らない以上、今までと同じでレース中のホットラップ競争ということになってしまう。一部の重い車V8なんかだとタイヤの摩耗はあったので逆に改悪と言われても仕方ない気も。

2番目のオーバーステアがない、これはどう言えばいいか難しいけれど違う言い方をすれば「グリップの限界を超えたときの車の挙動が極端すぎる」とも言えるかもしれない。僕は理論的なことはわからないけれど、今まで見てきたレースや車の映像から言えることは、普通の4輪が着いた車は、空力もしくは機械的グリップの限界を超えた時、そのグリップを失ってリアタイア(もしくはフロントタイヤ、この場合がアンダーステア?)が空転をし始め、リアが外側へ、フロントがコーナーの内側にすべって行くような状態になる(これ極端に使った状態がドリフトというはず)。このグリップを失う限界前後の感覚は多い少ないに関わらず殆どの車にあるはず。昨日のF1予選がすごく分かりやすい。オンボードカメラでみるとハミルトンの車はかなりオーバーステアでコーナーのエイペックすから出口にかけ、至る所でカウンターステアを当て挙動を修正していた。

これがNTMだとグリップの限界を超えた瞬間に修正しがたいスピン状態に陥る。なんの前触れもなく。エイペックスをヒットしたあと、ガスの量をちょっとでも間違えるとクルンと突然回ってしまうのは何か変。最低限滑り初めの感覚というものがあればいいけどそれがない。Daveさん頼みます。

良い点としては全体的な車のハンドリングが良くなったような気がします。前のように強烈なスリップアングルとそれを利用したブレーキ(50%前後のBias)をハンドブレーキのように使って車をクルっとローテートさせるような感じがなくなったのは良いとおもう。

とりあえずまだ一日も乗ってないので、間違ってるかもしれない。しばらくしたらまた感想を書いてみよう。